NPO法人POPOLOの活動日記

生活困窮者自立支援制度の中のひとつである、
家を失ってしまった人に宿泊場所と食事を提供する
一時生活支援事業には大きく分けて、
１．旅館やホテルの空室を利用するホテル方式
２．民間アパートの部屋を利用する借り上げ方式
３．シェルター施設を利用する施設型
の方式があります。


POPOLOが運営する富士POPOLOハウスは３の施設型にあたります。
施設型のメリットのひとつは、職員（相談員）が同じ施設内に（24時間ではありませんが）常駐しており、
また他入居者と顔を合わせる機会も多いため
利用者の小さな変化に気づきやすいという点です。

以前実際にあったケースでは、
ある入居者から他入居者について、
あの人、足がむくんでますよ、様子がおかしいですよ
という職員への報告がきっかけで医療機関を受診し、
病気の発見につながるということがありました。

困窮している人の中には、
困ったことや身体の不調があっても、
最後の最後まで我慢して相談できない方もいらっしゃいます。
そんな方のちょっとした異変を職員・他入居者が気づく機会が増える、
これは施設型のメリットだと思いました。