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2011年05月19日

東日本大震災 ボランティア報告 その⑦

お茶碗プロジェクトに参加した諸岡です。



今回のプロジェクトで印象に残っていること2つお伝えしたいと思います。



① 避難所でお茶を振舞ったこと

「静岡の心を被災地に注ごう」ということで、

静岡からお茶を届けるだけでなく、避難所でお茶を振舞うことになりました。



当日の活動場所、気仙沼市ボランティアセンター本吉支所に近づくにつれ、

テレビで報道されているような風景に変わっていきました。

津波が来たところと来ていないところは一目瞭然。

その光景を目の当たりにし、

「お茶を振舞う」なんて言っている場合ではないのではないか?との話も出ました・・・



しかし実際に避難所で生活している方に、お茶淹れて手渡すと



「避難所に来てからはじめてお茶を飲んだよ。」

と喜んでもらえ、ホッとしました。

おかわりもたくさんして頂きました!



避難所の方が食事をするところをのぞかせて頂いたのですが、

コンビニのおにぎりがたくさん入った大きなダンボールが二つ置かれていました。

しかも、そこにいる人数では賞味期限までには食べきれないだろう・・・と思うような量。



このおにぎりをしばらく食べ続けるのだなぁ・・・

確かに必要な食料であって、支給されたありがたいものであって、

文句を言えるような状況ではないと思うのですが、

やっぱり生きていくには彩りが足りないし、複雑な思いでした。



そんな中、生きていくのに必ずといって必要なものではないけれど、

お茶を飲んで喜んでもらえたのは純粋に嬉しかったです。





② 茶器の青空配布

ボランティアセンターの駐車場で、トラックから荷物を下ろし食器類の整理をしていると

たまたま自衛隊のお風呂に入りに来た女性と話をしました。

(女性宅はボラセン本吉支所から車で約30分ほどのところ、

ボラセン付近よりも被害が大きい場所だが、幸い家は流されなかったとのこと。

足がないので知人の車に乗せてきてもらったそう。)





「大きな避難所には物資が集まってくるが、小さな避難所までは物資がまわってこない。

ましてや避難所を離れ家で暮らしていると、物がない。

最近はかろうじて食料は手に入るようになってきたが、物がない。

今後仮設住宅に入る予定だが、仮設住宅へ持っていく家財も一切ない。」

と涙ながらに話してくれました。





私たちの活動を説明すると、

「食器は必要だから今後も活動を続けて欲しい」

と力強い言葉を頂きました。



今回配布する予定だった食器・お茶の一部を女性に渡しました。




今回、被災地で活動を行うまでは、

被災者の方にとって必要な支援なのか・喜んで頂ける活動なのか、

不安な気持ちが大きかったのですが、

少しでも喜んでくれる人がいるのなら、もっとやりたい!!

自分たちにできることを行っていこうと思いました。


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Posted by NPO法人POPOLO at 13:20│Comments(0)東日本大震災
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